施川ユウキ映画コラムー全ての映画は、ながしかく

2014年6月1日 [施川ユウキ映画コラム]

施川ユウキ映画コラム「全ての映画は、ながしかく」第77回 スノーピアサー

第77回「スノーピアサー」

ポン・ジュノ監督が、本格的に海外進出を果たした本作。作家性の強いローカル監督が、潤沢な予算を使って世界進出すると、アクが抜かれて凡作を撮ってしまうというパターンをよく見る。だが、本作に関してはアクがむしろ凝縮されていて、「一般受けは大丈夫?」と心配になるくらい、ぶっ飛んだ怪作だった。
» 続きを見る

2014年5月1日 [施川ユウキ映画コラム]

施川ユウキ映画コラム「全ての映画は、ながしかく」第76回 エンダーのゲーム

第76回「エンダーのゲーム」

映画の話をする時に、よく「あー、それ原作の方が良いから、原作読んで!」みたいなことを言う人がいる。「映画の話してるんだから、そういうこと言うな! 原作読んでますアピールか?」と、皮肉めいたことをつい思ってしまうのだけど、実際自分が原作読んでいる立場になった場合、同じことを言いたくなったりする。
» 続きを見る

2014年4月1日 [施川ユウキ映画コラム]

施川ユウキ映画コラム「全ての映画は、ながしかく」第75回 ザ・イースト

第75回「ザ・イースト」

「アナザー・プラネット」は、去年観た映画の中でも新鮮な印象を残した作品だった。「主演・製作・脚本をやってる新人のブリット・マーリングとは何者なんだ? 他の作品も観たい!」と気になっていたものの、次作は日本では公開されず。やきもきさせられていた所、「ザ・イースト」日本公開の情報が。そんな訳で、期待しながら試写会に臨んだ。
» 続きを見る

2014年3月1日 [施川ユウキ映画コラム]

施川ユウキ映画コラム「全ての映画は、ながしかく」第74回 ゼロ・グラビティ

第74回「ゼロ・グラビティ」

3D映画は、3Dである必然性を感じる作品が「アバター」以降ほとんど無い。「新しい映像体験はもう得られないだろうな…」と興味を失っていたのだが、本作で鮮やかに覆された。個人的な趣味嗜好で言えば、「ゼロ・グラビティ」は「アバター」を超える大傑作3D映画だ。
» 続きを見る

2014年2月1日 [施川ユウキ映画コラム]

施川ユウキ映画コラム「全ての映画は、ながしかく」第73回 トランス

第73回「トランス」

傑作「トレインスポッティング」をきっかけに、ダニー・ボイル監督は世界的にも注目されていたと思うのだけど、以降の作品はどれも個人的には微妙な感じだった。
監督への興味も年を追うごとに薄まっていったのだが、2008年「スラムドッグ$ミリオネア」で、12年ぶりにどストライクな作品を見せてくれた。次作「127時間」も、前作とは方向性の違う傑作で、自分の中でダニー・ボイルは、「次回作も必ず観る監督」の一人になっている。
そんな期待に胸膨らませ臨んだ今作「トランス」は、斬新で謎めいた、迷路のような作品だった。
» 続きを見る

2014年1月1日 [施川ユウキ映画コラム]

施川ユウキ映画コラム「全ての映画は、ながしかく」第72回 エリジウム

第72回「エリジウム」

ヨハネスブルグ+エビ星人という組合せがインパクトを残した、「第9地区」のブロムカンプ監督による新作。
大規模なスラムと化したロサンゼルスの全景から、ゴージャスな理想郷を実現したスペースコロニー、エリジウムを映す冒頭のショットで、完全に心をつかまれた。二極化した格差社会を描いたSFと言えば、「TIME/タイム」やリメイク版「トータルリコール」が記憶に新しい。ビジュアルイメージとしては「オブリビオン」も近い。どれもストライクだった自分としては、最高の出だしだ。
» 続きを見る

2013年12月1日 [施川ユウキ映画コラム]

施川ユウキ映画コラム「全ての映画は、ながしかく」第71回 風立ちぬ

第71回「風立ちぬ」

「千と千尋〜」以降、宮崎駿監督の作品は、作り方が独特だ。物語が最後まで出来上がらないまま、どんどん制作を進めていく。結果、終盤がバタバタして、ハウルもポニョも、連載漫画の打ち切り最終回みたいな終わり方をする。それは、賛否分かれる原因のひとつにもなっているのだけど、本作はそれらとは明らかに違う。全体の構成がしっかりした作りになっている。だが、本作もまた賛否の別れる一作だ。
» 続きを見る

2013年11月1日 [施川ユウキ映画コラム]

施川ユウキ映画コラム「全ての映画は、ながしかく」第70回 ワールド・ウォー Z

第70回「ワールド・ウォー Z」

軍隊アリのようにワラワラと壁をよじ登る大量のゾンビ。予告を観た瞬間、「コレはすごい映画に違いない!」と確信し、気になってどんな映画かネットで調べてみた。完成まで色々トラブルがあり、アメリカでは大コケするかもと言われていた作品だったそうだが、本国で公開されたところ予想外の大ヒットで、続編も決定、評価も上々だとか。期待値が、上がったり下がったりしながら、フワフワした気持ちのまま試写会に臨んだ。
» 続きを見る

2013年10月1日 [施川ユウキ映画コラム]

施川ユウキ映画コラム「全ての映画は、ながしかく」第69回 華麗なるギャツビー

第69回「華麗なるギャツビー」

「華麗なるギャツビー」と言えば、村上春樹も翻訳してたりする、アメリカ文学を代表する小説だ。そのうち読まなくてはと思っていたところ、今回ディカプリオで映画化と聞き、「映画だけ観とけば十分じゃないか!?」と思い、不純な動機で鑑賞に臨んだ。
» 続きを見る

2013年9月1日 [施川ユウキ映画コラム]

施川ユウキ映画コラム「全ての映画は、ながしかく」第68回 オブリビオン

第68回「オブリビオン」

監督の前作「トロン:レガシー」は、自分には合わなかった。脚本がつまらないせいで、何度観ても途中で寝てしまう。ただ、映像のセンスはかなり自分好みだったこともあり、今回「トム・クルーズが選んだんだし、脚本も大丈夫なはず…!」と、大きな期待を持たず試写に臨んだ。結果、大満足な作品となっていた。
» 続きを見る

PAGE TOP