施川ユウキ映画コラムー全ての映画は、ながしかく

2014年10月1日 [施川ユウキ映画コラム]

施川ユウキ映画コラム「全ての映画は、ながしかく」第81回 ノア 約束の舟

第81回「ノア 約束の舟」

「π」「レスラー」「ブラック・スワン」。ダーレン・アロノフスキーは、閉じた世界で狂気に飲み込まれていく人間の話ばかりを撮る、偏執的鬼才監督だ。”ノアの箱舟”を題材にすると聞いた時、今までのイメージに全く無いため、「おいおい大丈夫か?」と僕は勝手に不安になっていた。そして、「映画で改めて観なくても、ノアの箱舟は何となく知ってる気がするし、別の監督だったら観なかったな…」程度の気持ちで試写に臨んだ。
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2014年9月1日 [施川ユウキ映画コラム]

施川ユウキ映画コラム「全ての映画は、ながしかく」第80回 トランセンデンス

第80回「トランセンデンス」

ノーランとジョニー・デップがタッグ!潤沢な予算を使ったSF超大作!…みたいな触れ込みだったので、家族で楽しめるエンタメ作品かと思いきや、内容はかなりターゲットを絞った、大人向けの地味なSFだった。資料見るまで気付かなかったけど、ノーランは監督じゃなく製作総指揮で、監督はノーランチームで撮影監督をしていた人。アカデミー賞撮影賞の受賞歴があり、今作が初監督だそうだ。
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2014年8月1日 [施川ユウキ映画コラム]

施川ユウキ映画コラム「全ての映画は、ながしかく」第79回 ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!

第79回「ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!」

エドガー・ライト監督&サイモン・ペッグ&ニック・フロスト、最強チームの新作。大人になり切れないダメ男が奮闘するハチャメチャコメディを、相変わらずのノリで楽しませてくれる。
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2014年7月1日 [施川ユウキ映画コラム]

施川ユウキ映画コラム「全ての映画は、ながしかく」第78回 ロボコップ

第78回「ロボコップ」

「ロボコップ」は、子供の頃大好きだった映画だ。SFとして楽しみつつ、グロい描写と皮肉たっぷりのブラックジョークに、見てはいけない物を見てるような興奮を覚えた。傑作映画のリメイクは難しい。どうしても前作と比べてしまう。そんな訳で、期待しないで臨んだのだが、結果的には、アクション控えめではあるものの、ドラマに重点を置いたやや大人向け映画として満足いく作品…というか、予想よりかなり良かった。
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2014年6月1日 [施川ユウキ映画コラム]

施川ユウキ映画コラム「全ての映画は、ながしかく」第77回 スノーピアサー

第77回「スノーピアサー」

ポン・ジュノ監督が、本格的に海外進出を果たした本作。作家性の強いローカル監督が、潤沢な予算を使って世界進出すると、アクが抜かれて凡作を撮ってしまうというパターンをよく見る。だが、本作に関してはアクがむしろ凝縮されていて、「一般受けは大丈夫?」と心配になるくらい、ぶっ飛んだ怪作だった。
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2014年5月1日 [施川ユウキ映画コラム]

施川ユウキ映画コラム「全ての映画は、ながしかく」第76回 エンダーのゲーム

第76回「エンダーのゲーム」

映画の話をする時に、よく「あー、それ原作の方が良いから、原作読んで!」みたいなことを言う人がいる。「映画の話してるんだから、そういうこと言うな! 原作読んでますアピールか?」と、皮肉めいたことをつい思ってしまうのだけど、実際自分が原作読んでいる立場になった場合、同じことを言いたくなったりする。
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2014年4月1日 [施川ユウキ映画コラム]

施川ユウキ映画コラム「全ての映画は、ながしかく」第75回 ザ・イースト

第75回「ザ・イースト」

「アナザー・プラネット」は、去年観た映画の中でも新鮮な印象を残した作品だった。「主演・製作・脚本をやってる新人のブリット・マーリングとは何者なんだ? 他の作品も観たい!」と気になっていたものの、次作は日本では公開されず。やきもきさせられていた所、「ザ・イースト」日本公開の情報が。そんな訳で、期待しながら試写会に臨んだ。
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2014年3月1日 [施川ユウキ映画コラム]

施川ユウキ映画コラム「全ての映画は、ながしかく」第74回 ゼロ・グラビティ

第74回「ゼロ・グラビティ」

3D映画は、3Dである必然性を感じる作品が「アバター」以降ほとんど無い。「新しい映像体験はもう得られないだろうな…」と興味を失っていたのだが、本作で鮮やかに覆された。個人的な趣味嗜好で言えば、「ゼロ・グラビティ」は「アバター」を超える大傑作3D映画だ。
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2014年2月1日 [施川ユウキ映画コラム]

施川ユウキ映画コラム「全ての映画は、ながしかく」第73回 トランス

第73回「トランス」

傑作「トレインスポッティング」をきっかけに、ダニー・ボイル監督は世界的にも注目されていたと思うのだけど、以降の作品はどれも個人的には微妙な感じだった。
監督への興味も年を追うごとに薄まっていったのだが、2008年「スラムドッグ$ミリオネア」で、12年ぶりにどストライクな作品を見せてくれた。次作「127時間」も、前作とは方向性の違う傑作で、自分の中でダニー・ボイルは、「次回作も必ず観る監督」の一人になっている。
そんな期待に胸膨らませ臨んだ今作「トランス」は、斬新で謎めいた、迷路のような作品だった。
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2014年1月1日 [施川ユウキ映画コラム]

施川ユウキ映画コラム「全ての映画は、ながしかく」第72回 エリジウム

第72回「エリジウム」

ヨハネスブルグ+エビ星人という組合せがインパクトを残した、「第9地区」のブロムカンプ監督による新作。
大規模なスラムと化したロサンゼルスの全景から、ゴージャスな理想郷を実現したスペースコロニー、エリジウムを映す冒頭のショットで、完全に心をつかまれた。二極化した格差社会を描いたSFと言えば、「TIME/タイム」やリメイク版「トータルリコール」が記憶に新しい。ビジュアルイメージとしては「オブリビオン」も近い。どれもストライクだった自分としては、最高の出だしだ。
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