施川ユウキ映画コラムー全ての映画は、ながしかく

2015年11月1日 [施川ユウキ映画コラム]

施川ユウキ映画コラム「全ての映画は、ながしかく」第93回 マッドマックス 怒りのデス・ロード

第93回「マッドマックス 怒りのデス・ロード」

「マッドマックス」シリーズは、リアルタイム世代ではないので、今回30年ぶりの続編と聞いても、自分は大きな感慨もなく若干冷めた態度だった。
が、結論から言うと、とにかく凄い映画だった。従来からのファンであろうとなかろうと無関係に度肝を抜かれる、滅茶苦茶な映画。果てしない熱量を持った狂気と暴力の宴が、猛スピードで激突してくるような、何を言ってるのか自分でもよくわからなくなるくらい、衝撃的な怪作だった。
» 続きを見る

2015年10月1日 [施川ユウキ映画コラム]

施川ユウキ映画コラム「全ての映画は、ながしかく」第92回 チャッピー

第92回「チャッピー」

人工知能を搭載した警官ロボットがギャンググループにさらわれてしまう。人工知能がまだ赤ちゃん同然の状態だったことから、ギャングは彼(チャッピー)を育てて犯罪の片棒を担がせようとする。
» 続きを見る

2015年9月1日 [施川ユウキ映画コラム]

施川ユウキ映画コラム「全ての映画は、ながしかく」第91回 バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)

第91回「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」

落ち目のハリウッド俳優がブロードウェイの舞台に再起を賭ける、その公演初日までの数日を、他に類を見ないカメラワークと技巧的な編集を駆使し、圧倒的な臨場感で描く。
» 続きを見る

2015年8月1日 [施川ユウキ映画コラム]

施川ユウキ映画コラム「全ての映画は、ながしかく」第90回 イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密 

第90回「イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密」

第二次大戦下の英国で、ドイツ軍の暗号システム・エニグマを解読した天才数学者アラン・チューリング。コンピューターの父の一人とも呼ばれる彼の悲劇的な人生描く伝記映画。
物語は、晩年と、暗号解読チームで奮闘する戦時中の、二つの時間軸で、交互に展開していく。もう一つ少年時代の話も挿入されていくのだけど、そのエピソードも、彼の人生に大きく影を落とす重大な鍵になっている。
» 続きを見る

2015年7月1日 [施川ユウキ映画コラム]

施川ユウキ映画コラム「全ての映画は、ながしかく」第89回 フォックスキャッチャー 

第89回「フォックスキャッチャー」

実話を基にした作品を得意とするベネット・ミラー監督の新作。今作は、デュポン財閥の御曹司ジョン・デュポンがレスリングの金メダリストを射殺したという、実際の事件を映画化した心理ドラマだ。見出し的にはキャッチーで、エンタメ感溢れる退屈させないサスペンスと思いきや、どちらかと言うと、同監督の前々作「カポーティ」に近い、静謐で淡々とした作品に仕上がっていた。「サイコパスの御曹司による殺人事件」という主題と、「オリンピックで金メダルを目指すレスリングチーム」というタフで汗臭そうな題材との組み合わせが新鮮で、「事実は小説よりも奇なり」と思わずにいられない話だった。
» 続きを見る

2015年6月1日 [施川ユウキ映画コラム]

施川ユウキ映画コラム「全ての映画は、ながしかく」第88回 シェフ 三ツ星フードトラック始めました 

第88回「シェフ 三ツ星フードトラック始めました」

一流レストランのシェフが、自由のない雇われの身に嫌気が差し、店を辞めておんぼろフードトラックで移動販売を始める。
製作、監督、脚本、主演を務めるジョン・ファヴローは、『アイアンマン』シリーズで有名な監督で、今作は予算規模が全く違う自主映画として製作されている。低予算でも撮りたい映画を撮る! という姿勢が、まんま主人公と同じだということで興味を惹かれ、今回の試写に臨んだ。
» 続きを見る

2015年5月1日 [施川ユウキ映画コラム]

施川ユウキ映画コラム「全ての映画は、ながしかく」第87回 ゴーン・ガール 

第87回「ゴーン・ガール」

デヴィッド・フィンチャーは、上の世代にとってのキューブリックに当たるような、自分にとって伝説級の監督だ。オールタイムベストを聞かれると、毎回「セブン」や「ファイト・クラブ」を挙げている。面白いだけでなく、価値観を揺さぶられるような「すごい映画」を撮っている監督なのだけど、一方で「あれ?」って思うような作品も撮っている。あくまで僕の趣味なのだが、「すごい映画」を一作おきに作っている印象だ。そして映画賞を総なめにした傑作「ソーシャル・ネットワーク」から一作空けて制作されたのが、本作だ。
» 続きを見る

2015年4月1日 [施川ユウキ映画コラム]

施川ユウキ映画コラム「全ての映画は、ながしかく」第86回 フューリー 

第86回「フューリー」

最近は俳優業だけでなく製作も務めるブラピの映画は、ハズレがない。今作は第二次大戦終結直前のヨーロッパ戦線を舞台に、連合軍の戦車を操る5人のチームの戦いと絆が描かれる、戦場映画だ。
» 続きを見る

2015年3月1日 [施川ユウキ映画コラム]

施川ユウキ映画コラム「全ての映画は、ながしかく」第85回 ジャージー・ボーイズ 

第85回「ジャージー・ボーイズ」

自分は音楽には無知なので、実在したPOPグループ「ザ・フォー・シーズンズ」を題材に、と聞いてもピンとこず、「まあでも一応イーストウッドだし」っていう態度で本作を選んだ。結果大当たりで、今年見た映画の中でもトップクラスの感動作だった。
» 続きを見る

2015年2月1日 [施川ユウキ映画コラム]

施川ユウキ映画コラム「全ての映画は、ながしかく」第84回 ガーディアンズオブ・ギャラクシー 

第84回「ガーディアンズオブ・ギャラクシー 」

子供に見せられない、歪んだヒーロー物「スーパー!」を撮った監督の新作は、宇宙を守る英雄の物語らしい。期待と不安を胸に試写へ向かうと、会場はディズニー映画の試写室。「なんだ、家族で楽しむヌルい映画ね」と斜に構えて見始める。結果、直球エンタメとしてのクオリティの高さと、映画そのものの熱にノックアウトされ、男泣きして帰ってきた。大満足だ。
» 続きを見る

PAGE TOP