施川ユウキ映画コラムー全ての映画は、ながしかく

2010年2月1日 [施川ユウキ映画コラム]

施川ユウキ映画コラム「全ての映画は、ながしかく」第25回 ファイナル・デッドサーキット 3D

第25回「ファイナル・デッドサーキット 3D」

子供の頃、大雨の日に外を眺めながら「このままずーっと雨が降り続いたら、水かさがどんどん上がってきて、電線の辺りまで来て、その瞬間日本中でみんな感電死する」という妄想をし、おののいていた。今考えれば滅茶苦茶だが、当時としては、自分の中にある自然法則に則って理路整然と導き出した、リアリティのある恐怖予測だった。
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2010年1月1日 [施川ユウキ映画コラム]

施川ユウキ映画コラム「全ての映画は、ながしかく」第24回 しんぼる


本作「しんぼる」は、感想やレビューを普段通り率直に書くのが難しい。理由は二つある。ひとつは、上映後配られた用紙に書かれた、ネタバレしてはいけない部分が「内容ほぼ全て」に近い状態だった事。もうひとつは、自分がギャグ漫画家として、芸人松本人志に多大な影響を受けている為、あれこれ語る事を非常におこがましく感じてしまう、という問題である。これは極私的な事情なので、なるべく客観的に語っていくよう努力するとして、具体的な内容に触れられないのは、かなり厳しい。とは言え、色々と言い表したくなる作品ではあるので、細かい内容には触れず、この映画がどういう「笑い」をやっているのかについて、何とか書いてみようと思う。
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2009年11月30日 [施川ユウキ映画コラム]

施川ユウキ映画コラム「全ての映画は、ながしかく」第23回 サマーウォーズ

第23回「サマーウォーズ」

「田舎のだだっ広い日本家屋に集まった大家族」というモチーフは、ドロドロした愛憎劇やら一族の理不尽な因習やらと、息苦しく閉鎖的な世界が似合うのだけど、子供向けでもあるこの作品は、涼しげな風が吹き抜ける、さわやかで和やかな世界が描かれている。それは理想郷的な家族観ではあるものの、かと言って嘘臭さや薄っぺらさ等、不快な印象を感じる事はほとんど無かった。
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2009年11月4日 [施川ユウキ映画コラム]

施川ユウキ映画コラム「全ての映画は、ながしかく」第22回 HACHI 約束の犬

ラッセ・ハルストレム監督と言えば、「ギルバート・グレイプ」や「サイダーハウス・ルール」など、人間ドラマを丁寧に描いた「他人に薦めやすい良作」を撮るイメージがあるのだが、本作は手放しで他人に薦めて良い物か若干悩まされる。確かに感動めいたものは込み上げて来たのだが、流されるままその感情に従ってしまう事に、何やら得体の知れない罪悪感を覚えてしまった。
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2009年9月30日 [施川ユウキ映画コラム]

施川ユウキ映画コラム「全ての映画は、ながしかく」第21回 3時10分、決断のとき

第21回「3時10分、決断のとき」

 借金に苦しむ牧場主(ダン)が、報酬目当てに強盗団のボス(ウェイド)を刑務所行きの列車に乗せるまで護送する。ストーリーは単純だが、役者の濃さで最後までダレる事無く見せられる。
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2009年9月11日 [施川ユウキ映画コラム]

施川ユウキ映画コラム「全ての映画は、ながしかく」掲載日変更のお知らせ

毎週木曜日に掲載しております映画コラム「全ての映画はながしかく」ですが、本誌連載の関係上、次回より毎月1日の更新へと変更させていただきます。
コラムを毎週楽しみにしておられました読者様には申し訳ございませんが、何卒ご理解いただきますようお願い申し上げます。

今後とも映画コラム並びに4コマ堂をよろしくお願いいたします。

2009年9月10日 [施川ユウキ映画コラム]

施川ユウキ映画コラム「全ての映画は、ながしかく」第20回GOEMON

第20回「GOEMON」

 散々な評判だった前作「CASSHERN」は、僕の大好きな作品だ。劇場で観たしDVDも限定版を発売日に買った。好きではあるものの、良い映画かと聞かれたら素直に頷けない作品だったりもする。
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2009年9月3日 [施川ユウキ映画コラム]

施川ユウキ映画コラム「全ての映画は、ながしかく」第19回スラムドッグ$ミリオネア

第19回「スラムドッグ$ミリオネア」

 エネルギーに満ち溢れた作品だった。クイズ「ミリオネア」で最終問題まで勝ち上がった青年が、不正を疑われ、自身の壮絶な半生と、その節目節目に偶然問題のヒントがあった事を語る。物語の骨子はシンプルだが、「クイズで勝ち進むシーン」「不正を疑われ追求されるシーン」「語られる半生」、三つの場面が平行して進んで行き、作品に絶妙なダイナミズムを与えている。
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2009年8月27日 [施川ユウキ映画コラム]

施川ユウキ映画コラム「全ての映画は、ながしかく」第18回イエスマン “YES”は人生のパスワード

第18回「イエスマン “YES”は人生のパスワード」

 この映画のプレスリリースの表紙は、見ようによっては冒険している。両手を広げ天を仰ぎ、「人生って素晴らしい!!」と高らかに叫んでるかのような表情のジム・キャリー。背景はお花畑と青空、そして「YES」というでっかい文字。一目見て「自己啓発セミナーか新興宗教の冊子みたいだ…」と若干引いてしまった。実際内容も、自己啓発セミナーで行動的になった主人公が、人生を好転させていく話だったりする。もちろん怪しげな洗脳映画というわけではない。そういったセミナーを皮肉ったパロディ要素も含む、ドタバタコメディだ。
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2009年8月20日 [施川ユウキ映画コラム]

施川ユウキ映画コラム「全ての映画は、ながしかく」第17回チェンジリング

第17回「チェンジリング」

 1928年。シングル・マザーであるクリスティンの9歳になる一人息子が、突然行方不明になった。それから5ヵ月後「息子が見つかった」との知らせを受け、ロス市警に引き合わされる事となるが、そこには見知らぬ少年が待っていた。
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